実際どうなの?子育てとリモートワークの両立

仕事に役立つ知識

リモートワーク(テレワーク)とは、新しいワークスタイルのことで、自宅やカフェなどで働くことができる方法として注目されています。

会社に出社する必要はありませんので、育児中や子育てが大変な時期でも、子育てと仕事を両立させることができるといった大きなメリットがあります。

しかしその反面で「テレワーク疲れ」という言葉もあるように、会社で働く場合と比べて、また違ったストレスを感じる方も多くなっている現状もあるようです。

ここでは『子育て』と『リモートワーク』の両立に注目して、そのリアルや両立させるコツについてお伝えします。

 

子育て(育児)×リモートワークの現状とその可能性

リモートワークは働き方の新しい選択肢として、今とても注目されています。そしてさらに今後もその選択をする企業は増え続けていくと考えられています。

ここでは子育て中の方がリモートワークに取り組まれている現状についてお伝えし、今後の可能性についても言及していきます。

 

子育て(育児)×リモートワークの現状

子育て中の方が、リモートワークによって自宅で仕事をしているというケースが増えています。

会社へ出勤する必要がなくなり、時間の拘束も緩やかになりますから、子育て中の方にとっては利便性の高い働き方であると言えるでしょう。

保育園児の子育てが必要な場合であれば、子供を保育園に送り届けてから、自宅で仕事を始めることができます。

インターネット環境があれば支障はありませんから、自宅のパソコンで仕事することができ、必要なミーティングや打ち合わせにおいてもビデオ会議を行うことが可能です。

会社であれば電話や来客の対応も必要でしたが、自宅での仕事はそのようなことで手を止める必要はありません。集中して作業に取り掛かることができ、とても効率的です。

作業の合間に買い物に出かけるなど、必要な家事を優先させながら働くことができますので、自由度の高い働き方であると言えるでしょう。

その半面、会社では起きない問題を感じる場面もあります。

小さな子供は急に熱を出すようなこともあり、仕事を予定にしていた日に保育園を休むようなことも起きてしまいます。

柔軟に働けるが故に、仕事と子育ての両立はとても難しいこととも言えます。

また家族の休日が重なってしまうことで、家族に対して気を使ってしまうことがストレスになってしまう場合もあります。

さらにインターネット環境やデスクなど、自宅で業務ができる環境にないなどであれば、業務のしづらさに疲れてしまうということも起きてしまいます。

リモートワークは急速に普及した半面で、このような問題を解決することも課題であると言えるのではないでしょうか。

 

子育て(育児)×リモートワークの可能性

2020年4月、新型コロナウイルス感染症拡大を抑えるため、政府は緊急事態宣言を発令しました。一般企業においてもリモートワークを導入するなど、働き方に変化がみられるようになりました。

今回、感染症予防によってリモートワークを導入した企業であっても、新しい働き方として大きな可能性を感じるきっかけになったのではないでしょうか。

特に子育てに取り組む女性は、妊娠や出産を機に退職してしまうことが少なくありません。

女性の就業率は20代中盤から下り始め、30代を差し掛かるあたりにはそのピークとなり、35歳を超えたあたりから再度就業率が上昇します。※1

その数値データをグラフにすると、ローマ時のM字になることから『M字カーブ』と呼ばれることもあります。

これは妊娠や出産が大きな影響を与えていることは容易に想像することができるでしょう。

リモートワークはそのような子育て中の女性でも、働き続けることができる可能性のある働き方です。

出勤せずに自宅で働くことができますし、就業時間に拘束されることもありませんので、子供の保育園への送り迎えや買い物など家事の合間に働くこともできます。

企業にとっても優秀な人材を失うことがありませんし、地域外でも雇用の可能性がありますので、大きなメリットがあると言えるのではないでしょうか。

 

※1

男女共同参画局「女性の年齢階級別労働力率の世代による特徴」

第1-特-10図 女性の年齢階級別労働力率の世代による特徴 | 内閣府男女共同参画局
内閣府男女共同参画局のページ。「男女共同...

育児×リモートワークのリアル!メリット・デメリット

リモートワークには、場所に縛られずに働けますから利便性の高い働き方であると言えます。

しかし育児中においては、そのような利便性の高さがかえってストレスを生み出す要因になってしまうこともあります。

どのような良さや問題点があるのか、詳しくお伝えしていきます。

育児×リモートワークのメリット

  • 時間の配分がラクになる
  • 産休からの復帰がスムーズ
  • 急なことにも柔軟に対応できる
  • 何より家族を大事にすることができる

育児中のリモートワークにおいては、このようなメリットがあります。

会社に出社する必要がなく、通勤のストレスがなくなることは大きなメリットだと言えるでしょう。

育児を中心に一日の流れを組み立てることができます。保育園などに送り出してから、夕方に帰宅するまでが仕事時間になります。

その時間をうまく活用することで、効率よく仕事に取り掛かることができます。

このような働き方であれば、産休明けに早い段階で仕事に復帰することも可能です。保育園に通いだす時期からリモートワークに取り掛かることができるでしょう。

またこの時期には、子供が急な体調不良などを起こすことも多いですが、急に小児科に通院することや保育園を休園するような場面でも柔軟に対応することができます。

家族を大事にしたいという方にとっては、とても有益な働き方であると言えるのではないでしょうか。

育児×リモートワークのデメリット

  • 自宅では効率よく仕事が進まない
  • 気軽に仕事の相談ができなくなる
  • 家族に配慮して仕事できなくなる
  • 家に居続けることで息が詰まってしまう

メリットの多いリモートワークですが、このようなデメリットも存在します。

今まで会社に出社して働いていた方の中には、出社することによって仕事モードのスイッチを入れるという方もおられるのではないでしょうか。

「自宅ではリラックスする」「職場では緊張感を持って働く」という意識は、利便性の高いリモートワークであっても、変えるのはなかなか難しいと言えそうです。

また業務上においては、職場では気軽に相談することができたことでも、自宅では思うように相談できないという問題も起きてしまいます。

そのようなことから、仕事にうまく集中できないということもあるようです。

また家族や子供の休日と重なるような場合、家族に気を使って仕事に集中できないという場面も考えられます。

特に子育て中の場合であれば、子供の休みに沿って、自分自身の仕事も休みにしているという方も少なくありません。

また家に居続けることで、外出の機会が少なくなり、息が詰まってしまうということも起きてしまいます。

どのようにストレスを発散するのか、その方法も持ち合わせておかねばならないでしょう。

 

育児×リモートワークを制度として導入している企業

『働き方改革』の施行から、さらにリモートワークに取り組む企業が増えています。

そのような中で、総務省では「テレワーク先駆者百選」といった、テレワークを推進している企業に対して総務大臣賞を授与しています。

ここではテレワーク先駆者百選に選ばれた『日本IBM』『アフラック生命保険』を導入事例としてご紹介します。

日本IBM

日本IBMでは「e-ワーク制度」を導入し、働いている職員のより良いライフワークバランスを推進しています。

この制度は1999年に女性職員の声によってスタートしたことが特徴で、現在においてはこの働き方が定着しています。

育児中でも働きやすくなっており、朝30分、夕方約1時間の短時間勤務が可能となっています。そのため保育園への送り迎えがラクになり、子供の成長と共にフル時間での勤務に復帰することを目指すことができます。

『育児介護支援プログラム』も用意されていて、満2歳までの育児休職をはじめ、介護・看護休暇などさまざまな制度があります。

社外の専門家などから、育児と仕事の両立について学ぶ機会も確保されているなど、子育てが必要な方にとっては働きやすい企業だと言えるでしょう。

参考:

日本IBM「ワーク・ライフ」

IBM Diversity ワーク ライフ バランス - Japan

 

アフラック生命保険

生命保険の『アフラック』も総務省「テレワーク先駆者百選」に選ばれています。

アフラックがテレワークに取り組みだしたのは2015年。働き方の基本方針である「アフラックWorkSMART」を定め、時間や場所に捉われない働き方を推進してきました。

特に自宅内にも社内にアクセスできるモバイルワーク環境を構築させ、自宅だけではなくサテライトオフィスの設置など、多様な働き方に対応していることが特徴です。

アフラックの社員は、申請や報告の必要なくテレワークを行うことが可能で、時間や回数などに制限はまったくありません。

在宅勤務する際には、在宅勤務用の端末を配布してもらうことができますので、社内と同じ業務環境の中で業務に取り組むことができます。

また地方にいる職員がテレワークによって、本社の業務や研修に参加することも可能です。

参考:

アフラック生命保険「令和元年度テレワーク先駆者百選 総務大臣賞を受賞」

https://www.aflac.co.jp/news_pdf/20191101.pdf

 

まとめ

子育てとリモートワークの両立についてお伝えしました。

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、さらにその働き方が注目されるようになりました。

通勤のストレスがなくなり、ライフワークバランスを大事にしながら働くことができますので大きなメリットがあります。

しかしその反面で自宅での仕事がストレスとなることや、環境整備面において課題となる面をあるでしょう。

そのような中でリモートワークに取り組む企業も増えているのも事実です。もちろん課題はありますが、その課題の克服のために取り組んでいる企業も少なくありません。

そのため新しい働き方の選択肢のひとつとして、持っておくことも大事になるでしょう。

特に子育て中の方にとっては、仕事を続けることができるという大きなメリットを持っているのですから。

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